希少で栄養価も非常に高い高麗人参の加工法に水参、白参と呼ばれるものがあります。これはいったいどういう方法なのでしょうか。この人参は収穫後に加工されて市場に出回ります。その際の方法に2つの加工法があるのです。
■味わい深いお茶にすることができます水参については無加工のものです。収穫したら、特に加工せずにそのまま食べます。生で食べることもできます。韓国料理の参鶏湯(サムゲタン)という料理などに入れることも多いものです。白参については軽く皮をむいて日の光で充分に乾燥させたものです。
含まれる水分の量が14%以下に抑えられたものです。その特徴として、長期にわたって保存することができます。また、お茶の材料になります。そのお茶は、滋養強壮など色々な効果があるサポニンがたくさん含まれたものです。
この成分は植物の葉、根、茎に含まれているものです。苦味、渋味があります。ゆえにこの成分が含まれたお茶は味わい深いのです。
水参は土から掘り出した、原型そのままのものです。この中には人参固有の成分が丸ごと豊富に含まれています。そのために栄養価が驚くほど高いのです。白参はお茶の他に漢方薬の材料にもなります。その漢方薬も栄養価が驚くほど高いです。
なお、漢方薬についてなんですが、中国などで古くから、この薬を使った治療法が盛んに行われきました。例えば女性を悩ませる更年期障害や不妊症、男性を悩ませる勃起不全、早漏などのための治療法が行われてきたのです。
治療の際、その人に合わせて、色々な植物を配合した漢方薬が作られます。そこで、効果が高い植物として、よく使われていたものがこの人参なのです。
高麗人参は栽培にとても手間がかかります。そして、栄養価が非常に高いです。ゆえに高額で取り引きされます。中国、日本をはじめたくさんの国で取り引きされています。人参の栽培方法については、種を植えて栽培するという方法です。
栽培を始めてから収穫に最適な期間があります。4年から6年めです。この年数が経つと、サポニンという成分の含有量が最も多くなるためです。この年数よりも短かい、また長いと、この成分の含有量が少なくなります。なので、この栽培年数のものは特に高額です。
なお4年から6年栽培したものだけが漢方薬になります。これには滋養強壮の作用が非常に強いという特徴があります。