高麗人参大好き高村の日記

2017年06月12日

高麗人参は更年期障害を緩和します

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高麗人参は漢方の薬として古くから使われてきたもので、現在ではサプリメントでも使用されていますが、健康に良い多くの効果が期待できます。その作用としては、疲労回復、免疫力の向上、血行促進や生活習慣病の予防などさまざまなものがあり、いろいろな年代の人にお勧めできる食品ですが、中でも注目されているのが更年期障害を緩和する効果です。

更年期の辛い症状としては、めまい、ほてりなどの身体の症状から、うつ的な気分やイライラ感などの精神面での症状などさまざまなものがあり、仕事や日常生活にも影響を及ぼす可能性がありますが、高麗人参にはこれらの症状を抑える作用があります。

これに含まれる主な成分としては、ジンセノイド(サポニン)がありますが、これには疲れた体の体力を回復させ、のばせやむくみや冷えなど、更年期障害で出やすい症状を緩和する働きがあります。また、この食品にはストレスを緩和するビタミンCや、生理不順や不正出血の対策になると言われるビタミンB群なども含まれているので、その点でも症状の緩和を期待することができます。

なお、更年期の辛い症状は、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少するためと言われており、エストロゲンと似た化学構造を持つ大豆イソフラボンなどを摂ると効果的と言われていますが、ジンセノイドには女性ホルモンのバランスを整える作用があるので、この点でも有益と言えます。

さらに、更年期の人や高齢者では、骨のカルシウムが減少することにより、骨粗しょう症にかかる可能性が出てきますが、これになった場合は骨折がしやすくなり、高齢者では寝たきりになる可能性も出てきます。そして、ジンセノイドには骨粗しょう症予防の効果もあると言われているので、これが含まれている高麗人参は特に閉経前後の人や高齢者にお勧めできる食品と言うことができるでしょう。

また、この食品は副作用が少なく、サプリを飲むときに過剰摂取に気をつけるようにすれば、安心して摂ることができると言われています。なお、この種の人参では、ジンセノイドが多く含まれているほど優良なものとされていますが、特に「紅参」という、蒸した後に乾燥する種類は、ジンセノイドが多く含まれている皮の部分もそのまま加工されるので、有効成分が凝縮された形になっています。

そして、「六年根」と言われる、栽培年数6年目のものが最も多くジンセノイドを含むと言われていますが、紅参はその六年根を使用しているので、その点でも豊富なジンセノイドを摂ることが可能になります。